カテゴリ:短歌と俳句( 11 )

短歌と俳句(リフト)

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梅雨の日の山のなだりにしょぼぬれてリフトは動く気配も見せぬ

これよりは雪のリフトに身をまかせ


【写真】雪の朝<後川仮橋> 35.12.31
     小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■小春日和の「蜩亭」・その5

 また、お二人は何処のリフトのことを思いだしたのでしょうか。小谷さんは相変わらず、リフトがしょぼぬれて動かぬと調子の悪いことを訴えていますが,奥さんはプラス思考とみえます。「これよりは、身をまかせて、ケセラセラ・・・」という感じが伝わってきますが、如何なものでしょうか?
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by odani100s | 2007-09-02 05:54 | 短歌と俳句

短歌と俳句(雲)

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自律神経又も不調かどんよりと雲のかかった毎日である

花野来て雲の去来を見ていたり


【写真】四万十川鉄橋 30.6
     小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■小春日和の「蜩亭」・その4

 雲といえば、小谷さんは毎日がどんよりと雲のかかった調子といいますが、奥さんは外に出て、雲の去来を楽しんでいます。同じ雲を見ても,こうも違うものなのでしょうか?
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by odani100s | 2007-08-02 21:32 | 短歌と俳句

短歌と俳句(飛行機雲)

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  ひこうき雲ま直ぐに伸びし秋天に鳶が画く輪のとどかぬ高さ

  初凪やどこまで続く飛行機雲


【写真】不破八幡宮大祭 50.10
     小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■小春日和の「蜩亭」・その3

 庭から見上げる青空には、飛行機雲が、四万十川の方角に伸びています。その四万十川にはトビとカラスが舞っているようです。
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by odani100s | 2007-07-22 07:45 | 短歌と俳句

短歌と俳句(寒椿)

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  鹿児島の徳利焼酎もらいたり底ふり飲みて寒椿さす

  代々を住み継ぎ蹉詫の椿垣


【写真】中村愛育園餅搗き 38.3.1
     小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■小春日和の「蜩亭」・その2

 奥さんは、生きてきた時代のことを考えていますが、隣の小谷さんは貰った鹿児島の焼酎の残り具合が気になっています。
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by odani100s | 2007-05-02 07:31 | 短歌と俳句

短歌と俳句(老いの二人)

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 もらいたる薬たがいに見せ合いて老いの二人が日向に座る

 しばらくは口に遊ばせさくらんぼ


【写真】清掃車
    小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■小春日和の「蜩亭」・その1

 蜩亭の生垣は椿が植えられています。縁側の日向で、小谷さんご夫婦はお互いの薬を見せあいながら、生垣の寒椿を見ています。

 そんな時、宅配便で山形にいる友人から、さくらんぼが届きました。
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by odani100s | 2007-04-13 08:47 | 短歌と俳句

短歌と俳句(藪柑子)

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  裏山の泉のほとり藪柑子の密と灯のごとき円実
                  (ひそ)(ともし)(つぶらみ)

  反骨の夫と見ている藪柑子


【写真】小谷貞広歌集『薮柑子』
    朝の通学(安並から後川橋にくる坂の道) 35.11
      小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■四万十夫婦

 「蜩亭」の藪柑子を見ている、小谷貞広・忠子さんご夫婦。お二人の「こんな一日」の風景を、それぞれが、お得意の短歌と俳句でさりげなく詠んでいます。

 四万十太郎・花子さんご夫婦もそうですが、四万十川は息の合った、仲のよろしい「四万十夫婦」を育むようです。

 しかし、短歌と俳句で会話するご夫婦も珍しい、と思いますが、羨ましい限りでもあります。
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by odani100s | 2006-06-22 06:14 | 短歌と俳句

短歌と俳句(孫)

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 もう一度釣りに行こうと言う孫によしと答えてリールを見せる

 泳ぎ子の雫のまゝにカレー食ぶ


【写真】鮎掛け 37.11.17
     小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■小谷さんの孫

 小谷さんは、昭和21年の南海大地震で「長男」を亡くしています。北海道に嫁いだ娘さんには、孫・曽孫がいますが、レストランを継いだ次男には、二人の孫がいました。
 
 二人の孫がいました・・・というのは、孫娘は、宝塚で活躍していますが、医大生だった孫息子には、長男と同じように、先立たれたからです。孫が病床にあったときの歌です。

 歌集「薮柑子」の<別れなりけり>の鎮護歌のなかにあります。小谷さんは「鎮護歌は淋しい。いくら良い歌でも、歌としてはいかがなものか・・・」と語っていました。
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by odani100s | 2006-05-25 06:06 | 短歌と俳句

短歌と俳句 (元旦の朝)

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  2千年の世紀迎えし元朝の起きる気配もなき老いの摩羅(まら)

  言い掛けて謹む言葉女正月


【写真】中村飲食店組合のつわもの 38.4
        小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■仲良きことは美しきかな・・・

 元旦の朝、元祖「四万十ご夫妻の会話」をそれぞれが、お得意の短歌と俳句でさりげなく詠んでいます。

 現代版「四万十ご夫妻の会話」を四万十川新聞に掲載している「四万十太郎+花子」さんご夫妻もそうですが、四万十川は息の合った、仲良く美しい「四万十ご夫妻」を育むようです。

 写真の中村飲食店組合の「四万十ご夫妻」が手に持っているものは、タバコと石鹸です。何故、この組み合わせなのかは、小谷さんにも分かりません。
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by odani100s | 2006-02-23 06:00 | 短歌と俳句

短歌と俳句 (長電話)

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  今宵また娘に長き電話してひと日の欝(うつ)をやわらげている

  凍星や遥かなる娘の長電話


【写真】市民祭踊り 44.8
        小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■長電話

 小谷さんご夫婦は、ともに短歌も俳句も作りますが、やはり、「小谷さん」は短歌、「かみさん」は俳句が得意のようです。四万十川を散歩する、というような日常茶飯事の出来事も、短歌と俳句では、かなり趣が違ってきます。

 北海道に嫁いだ娘さんと長電話を楽しむ「かみさんのひと日」を詠んだ短歌と俳句です。

 長々と話した事は、ふるさと中村のお祭り(市民祭)の事でしょうか。写真は、かって小谷さんが居住していた天神橋通り商店街の踊り子隊です。娘さんも踊っています。
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by odani100s | 2006-02-16 07:07 | 短歌と俳句

短歌と俳句 (四万十川をあるく・2)

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    もう誰も履く者はなし靴箱に

      後ちびたる亡父(ちち)の桐下駄


【写真】川登沈下橋渡り初め  32.2.125
        小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■四万十川は「自然と文化の複合世界遺産?」

 お二人で、四万十川を散歩する時、俳人の「かみさん」は、河原の草紅葉に歌心を感じるようですが・・・、小谷さんは四万十川の自然の風景よりも、自分がつっかけている「ちびた下駄」の方に心が動かされるようです。

 というのもこの「ちびた下駄」は亡父が遺したもので、久々に靴箱から取り出し、亡父がしていたように無造作につっかけて、散歩に出かけたからです。

 四万十川の「自然と文化」を垣間見るようですが・・・いづれにしても、仲のよいご夫婦です。
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by odani100s | 2006-02-09 07:24 | 短歌と俳句