蜩亭(青き流れ)

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   見せるもの何もなければ四万十の

        青き流れの川見てもらう


■第1歌集『青き流れ』

 人間は一人一人性情も容貌も、なにからなにまで違っている筈である。にもかかわらず同型、類型の人たちがふえて来ている。歌もまた然りといえよう。

 小谷貞広という人は、いつの間にか、いかにもこの人らしさというものを、身につけて来ているように思われる。

 歌は比較的に階調である。それだけ読み易く、人の心を刺すようなものはない。沈思黙考型ではなく、どちらかといえば行動派、実行派、といってよいであろうか。

 歌集には、時々人をすこし、くすぐるような歌も交えてある。それは文学臭といったものではなく、もっと生活的なもので、日常生活の中で捉える小谷的特色と言ってよいのかもしれない。
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by odani100s | 2005-11-05 07:08 | 蜩亭
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