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ふるさと(大相撲四万十川場所・2)

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    大相撲の九州場所も終りたり

     今日より「御宿かわせみ」を見る


【写真】9号台風<中村市古津賀> 38.8.10
     小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■昭和38年のこと・・・(1)

 昭和38年は、8月に台風9号による豪雨で、四万十川、後川が大氾濫。古津賀地区など中村市の郊外、百笑などの中村市街地のほとんどが水没し、大きな被害が出た。

 「大相撲四万十川場所」が行われたのは、そんな昭和38年の10月のこと。
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# by odani100s | 2006-10-26 06:38 | ふるさと

ふるさと(不破八幡宮大祭)

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    公家行列に一条教房乗る馬が

       舗装路に糞落しつつ行く


【写真】不破八幡宮大祭 35.10
     小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■神様の結婚式

 不破八幡宮は、今から520年前、一条公が応仁の乱を避け荘園経営のため中村に開府したとき、幡多の総鎮守として、又一条家守護神として勧請したものです。

 当時、この地方で盛んに行われていた「嫁かつぎ」等の風習をいさめるため、八幡宮と一宮神社が結婚するという習いを神事に折り込み、現在の「神様の結婚式」となっています。

 一宮神社には、「椎名御前(しいなごぜん)」、「徳益御前(とくますごぜん)」、「鉾名御前(ほこなごぜん)」がおり(ということは、一夫多妻制なのでしょうか?)、毎年、くじにより花嫁を選びます。

 椎名御前が選ばれた年は、シトシトと雨が降るといわれます。
 徳益御前のときは、天気も良く喧嘩もなく、豊年の良い年だそうです。
 鉾名御前が花嫁になれば、何故か喧嘩があり、荒れるお祭りになる、といわれています。

して、花子御前のときは・・・

(今年は、椎名御前が選ばれたそうですが、天気は「快晴」でした!この日はカヌーの・・・by tarou)
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# by odani100s | 2006-10-19 07:27 | ふるさと

ふるさと(大相撲四万十川場所)

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  番付の又下がりたる今場所の

    土俵に力士の齢を見たり


【写真】大相撲来る 38.12.24
     小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■大鵬がやってきた

 「巨人、大鵬、玉子焼き」、と1960年代に活躍し、大相撲の黄金期を築いた横綱大鵬。当時、子どもたちが好きなものの代表格にも称せられた。そんな人気絶頂の大鵬関や、ライバルだった柏戸関らが四万十市(旧中村市)を訪れたのは、1963(昭和38)年10月のことだった。(井上智仁)
    <高知新聞「わが町の100年・20世紀ワンショット」より)>
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# by odani100s | 2006-10-12 07:01 | ふるさと

小谷貞広・一人百首

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    新聞の休刊日もまたよきものか

       俗事を見ざる朝のやすらぎ


【写真】市会議員選挙開票特報 <天神橋商店街> 40.4
     小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■生活信条

この人はいつの時も渾身の力で物事にあたる。精一杯事にあたるのだが、どことなく土佐っぽい生活信条のようなものがあって、時々人をすこしくすぐるような歌も交えてある。それは、文学臭といったものでなく、もっと生活的なもので、日常性の中で捉える小谷的特色と言ってよいのかもしれない。(加藤克巳)
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# by odani100s | 2006-10-05 06:16 | 小谷貞広・一人百首

小谷貞広・一人百首

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  心電図も胸の写真も撮りおえて

   「こたござせん」と老医は言いぬ

    こたござせん=かくべつのことなし


【写真】ミュージックサイレン落成式
       ・中村ロータリークラブ<為松公園> 40.11.13

         小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■方言を採り入れた歌

 老医師の方言が、いかにも土地に親しんだ姿を彷彿とさせる。歌の意味は、大事なくてよかった、というだけのことだが、長年、人間の生死に立ち会ってきた老医師の人間性を、人間の味を、あますことなく表現している。(沖ななも)
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# by odani100s | 2006-09-28 05:59 | 小谷貞広・一人百首

小谷貞広・一人百首

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    浜木綿に黒き揚羽の来てとまり

       花より広き羽をひろげる


【写真】櫛<坂本いせさん>中村市天神橋 35.4
     小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■素材の味わい

 小谷さんは歌を楽しんでいる。余裕をもって対象に向かっている。だから、素材の味を引き出すのに成功しているのだ。結局は素材の持っている味わいをどのように料理するかだが、まず、素材の捉え方がうまいのだ。それも、常に人間味のある捉え方なのだ。(沖ななも)
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# by odani100s | 2006-09-21 06:07 | 小谷貞広・一人百首

ふるさと(なかむら踊り)

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    祭髪とかれ化粧もおとされて

       隣の家の娘となりぬ


【写真】盆踊競演大会
     小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■中村ぞめき

 中村よいとこ
 一條公(イチジョコ)さまが
 今に残せし小京都
 中村美人が待っちょる
 待っちょる美人がハイカラさん

(「ぞめき」とは「どんちゃんさわぎ」という意味で、この踊りは、宴席の最初と最後に踊るのが通例だったそうです。現在「なかむら踊り」で踊られることはありませんが、地区のお祭りでは、今でもこの「中村ぞめき」を踊っているところがあるようです。

 山藤花氏の住まいする「百笑」は、「どめき」と言います。(中村ぞめきとは、何の関係もないけれど・・・。)百の笑い、すなわち「どよめく」からきているそうですが、なんとも愉快なネーミングです。

 また、中村には「笑い祭り」という、笑い転げる様を競うという、これまた愉快なお祭りがあります。笑う門には福来たると言いますが、中村の人には、こころ豊かで福々しい人が多いことが納得できます。

 「笑い」も、「踊り」も、四万十川の文化です!
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【写真】笑顔あふれる「・・むら踊り」 (「四万十川新聞」より)

     踊りとは…観るために踊るのか?
            見せるために踊るのか?

     答えは「魅せる為」…である! bay tarou

              
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# by odani100s | 2006-09-14 06:06 | ふるさと

ふるさと(蜘蛛合戦)4

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    蜘蛛の糸にかかりし桜花びらが

     蝶とも見えてひらひらと舞う


【写真】女郎蜘蛛合戦
     小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■女郎ぐも相撲大会

 今年も、恒例の、第56回全日本女郎ぐも相撲大会が一條神社境内で開かれました。(8月6日)

a0050444_653715.jpg クモは体長別に十両、幕内に分けられ戦います。その戦いは30ー40センチほどの細い棒の上です。子どもたちは、持ち寄った自分の蜘蛛の動きや「やぐら落とし」、「がっぷり」など、それぞれの蜘蛛の技に大興奮。

 土佐中村の夏の「四万十川の風物詩」です。

 この日の主役は「女郎ぐも」。正式には「黄金ぐも」という蜘蛛ですが、この地方では「女郎ぐも」の名で親しまれています。


【写真】なに!「さくら」が毒蜘蛛の糸に!ああ・・・(覗き込んでいるのは、少年時代の太郎氏?)

(小谷のおんちゃんも、子供の頃は「蜘蛛合戦」が面白かったのでしょうか?写真集「ゆく河の流れ」には、4枚もの「蜘蛛合戦」の写真を掲載しています。)
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# by odani100s | 2006-09-07 06:06 | ふるさと

ふるさと(蜘蛛合戦)3

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    甲虫の闘うさまを見ているに

      子供程には面白くなし


【写真】女郎蜘蛛合戦(天神下広場) 
     小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より

■実況中継

 中村、天神橋下広場での蜘蛛合戦です。
 甲虫ではなく、蜘蛛と蜘蛛の闘いですが…

 実況中継をするおんちゃんも真剣です!
 それに、聞きほれる小学生も真剣です!

 蜘蛛は迷惑でしょうが、
 大人も、男の子も、女の子も、面白そう!

 しかし、小谷のおんちゃんにとって、虫の闘いは・・・

 子供程には面白くなし

(それにしても、大相撲並に「実況中継」があるのには驚きです!ふるさと中村の、よき時代のよき風景。)

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(右下の女の子に注目!真剣です! 平成18年度「蜘蛛合戦」にて by tarou)
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# by odani100s | 2006-08-31 05:21 | ふるさと

ふるさと(蜘蛛合戦)2

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    一本の糸にすがりて降りて来し

      女郎蜘蛛に手をすけてやりたい


【写真】女郎蜘蛛合戦(一条神社) 
     小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より

■女郎蜘蛛合戦

 蜘蛛と蜘蛛の争いですが…

 大人も真剣! 子供も真剣!

 蜘蛛はハタ迷惑?

女郎蜘蛛に手をすけてやりたい・・・

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(決戦後のいたわり)
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# by odani100s | 2006-08-24 05:31 | ふるさと

ふるさと(蜘蛛合戦)

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    夜の蜘蛛の下がるを指にてつぶしたり

         虫の命はそれだけのもの


【写真】女郎蜘蛛合戦(一条神社) 
     小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■蜘蛛合戦

 土佐の小京都・中村(四万十市)には、こんな伝統行事があります!

 応仁の乱を逃れて、幡多へやって来た「公家」の従人が始めた「遊び」と言われていますが…今では「歴史をしのぶ行事」として定着しています!

 蜘蛛と蜘蛛の「縄張り争い本能」を利用した「遊び」ですが…
 「動物虐待」との声は聞かれません!

 何故か?…

「蜘蛛合戦を愛する人以外、蜘蛛を愛する人は居ない!」からでしょう?

 虫の命はそれだけのもの・・・
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# by odani100s | 2006-08-17 06:47 | ふるさと

小谷貞広・一人百首

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    ひとり来て橋の上より石投げて

       十六夜の月打ち砕きたり


【写真】後川橋落成 38.4.2
     小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■テーマは四万十川

 素材でいえば、小谷さんの大事なテーマとして忘れてはならないのが四万十川だ。四万十川は、誰でもがそうであるように、小谷さんにとっても、母なる川だ。四万十川を詠うとき、いきいきとした息吹が伝わる。(沖ななも)
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# by odani100s | 2006-08-10 05:21 | 小谷貞広・一人百首

小谷貞広・一人百首

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    沖の船の友に向かいて「ツレルカ」と

         兵におぼえし手旗を送る


【写真】不漁の日
    小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■いい景色といい人物

 小谷さんは、いい景物といい人物に囲まれている。そのどれもが、あざやかな包丁さばきによって料理されている。小谷さんの「味」がにじみ出ている。(沖ななも)
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# by odani100s | 2006-08-03 06:01 | 小谷貞広・一人百首

小谷貞広・一人百首

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    四万十の流れも校歌にうたわれて

       ここより見える今日卒業す


【写真】中村市後川橋(仮橋)<朝の通学> 37.12
        小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■歌のベース

 歌のベースは、四万十川の畔に住まいして、一世を生きてきた男の豊なこころと言ってもいいだろう。(沖ななも)


中村中学校校歌(北見志保子・作詞、平井康三郎・作曲)
 
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# by odani100s | 2006-07-27 05:59 | 小谷貞広・一人百首

小谷貞広・一人百首

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    早く早くと急かされ行けば家のタマが

       隣りのクロにおかされている


【写真】ポンガシ屋さん<おぎおんさん前> 37.5
        小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■味とユーモア

 小谷さんの歌を一口で言え、というなら、そういうことになるのだろうか。ほのかな甘さがある。見尽くすとか、見極めるではなくて、「見守る」という視線がある。人に対しても、自然に対しても、じっと見守る。相手に入り込んでいって自分の主張を述べるようなことはしない。そういう位置に自分を置く。それがゆとりになって味やユーモアを生むことになるのだろう。(沖ななも)


    ホームレスの黒猫が今日もあらわれて

          わが家のタマを声あげて呼ぶ
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# by odani100s | 2006-07-20 04:50 | 小谷貞広・一人百首

小谷貞広・一人百首

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    釣り上げし下りの鮎が舟板に

      はねて残りの卵をこぼす


【写真】鮎掛け(小畑) 38.11.16
    小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■愛すべき存在

 川に棲む鮎も、漁で暮らす人々も、同じ生き物として、愛すべき存在なのである。そして自分にとっても、さまざまなこころを写すものとして、四万十川は在る。(沖ななも)
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# by odani100s | 2006-07-13 06:18 | 小谷貞広・一人百首

ふるさと(天神橋アーケード街)

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    わが町の夜のアーケード街 

     いっときを沖ななもと腕組て歩きぬ


【写真】中村ライオンズ認証式当日パレード(天神橋) 39.5.4
        小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■沖ななも

 四万十川短歌大会の選者として、中村市(現四万十市)を訪れた時のワンシーン。10年以上も前の話で、沖ななも氏が、まだ40歳台の若かりし頃のこと・・・。

 小谷さんと、そんな縁の、歌人・沖ななも氏。ブログ:四万十川の文化人「小谷貞広」のカテゴリーのひとつに『小谷貞広・一人百首』を加えて、さらに、沖ななも氏をはじめ、色々な方の「小谷貞広の歌心」を添えさせていただきます。

 『小谷貞広・一人百首』は7月13日(木曜日)からスタートします。


◆沖ななも氏の【四万十川百人一首

沖ななも氏の『樹木巡礼』
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# by odani100s | 2006-07-06 06:20 | ふるさと

ふるさと(四万十川の春夏秋冬・2)

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    故郷は昔ながらの稲刈りの

     すみし棚田に土鳩があそぶ


【写真】田植えの頃<中村市秋田>  
        小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■故郷の春夏秋冬・・・

 四季を通じての川漁、子供心に「アマゾンの大自然に負けない」と信じていました。振り返ると、私の半生は難破の夢の、また夢のようです。

 それが今、永住の地として、ためらわず私の心を引き留めたのは、故郷の無限の母なる「四万十川」なのです。(武田邦徳:西土佐村<現四万十町>)
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# by odani100s | 2006-06-29 05:41 | ふるさと

短歌と俳句(藪柑子)

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  裏山の泉のほとり藪柑子の密と灯のごとき円実
                  (ひそ)(ともし)(つぶらみ)

  反骨の夫と見ている藪柑子


【写真】小谷貞広歌集『薮柑子』
    朝の通学(安並から後川橋にくる坂の道) 35.11
      小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■四万十夫婦

 「蜩亭」の藪柑子を見ている、小谷貞広・忠子さんご夫婦。お二人の「こんな一日」の風景を、それぞれが、お得意の短歌と俳句でさりげなく詠んでいます。

 四万十太郎・花子さんご夫婦もそうですが、四万十川は息の合った、仲のよろしい「四万十夫婦」を育むようです。

 しかし、短歌と俳句で会話するご夫婦も珍しい、と思いますが、羨ましい限りでもあります。
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# by odani100s | 2006-06-22 06:14 | 短歌と俳句

ふるさと(四万十川の春夏秋冬・1)

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   故郷は父・母がいて祖父母いて

       兄・妹がいて牛・馬がいた


【写真】四万十川堤防  35.5.8
        小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■故郷の春夏秋冬・・・

 私の故郷は山を背にした60戸ほどの集落で、四万十川が半円を画くように流れています。四万十川は腕白連にとって、夏は天然のプールであり、冬の川原は凧上げやチャンバラの場所になり、四季折々鮎、鰻、蟹、蝦などの漁を楽しませてくれました。

 いつまでもよき郷土であり、また四万十川が、名実ともに日本最後の清流であって欲しいと希い、歌集名を「四万十川」としました。

 (中平松鶴:十和村<現四万十町>、歌集「四万十川」より)

中平松鶴氏の【四万十川百人一首】
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# by odani100s | 2006-06-15 07:13 | ふるさと

四万十川新聞(「小谷貞広」…のなぜ?!)その7

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    何かと言えば必ず言葉返してくる

        五十余年を一つ家にいて


【写真】イグサを乾して<四万十川鉄橋下> 33.7
     小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より

(時代考証:「疲れたな、もう・・・」と寝転んで会話をしているのは「太郎&花子」ではない。『三丁目の夕日』時代の昭和33年は、太郎は中学生、花子は幼稚園児である・・・。)


■夫婦の会話(古典版)

 太郎「船が遭難してあと一人しか助からない!」
 花子「それで・・・。」
 太郎「オレが死んでおまえを助ける!」
 花子「私は神に祈るワ・・・」
 太郎「何を祈るの?」
 花子「あなたの願いが叶うように、と。」

 男はあまり女を信じてはいけない。それでも、太郎の美しい女房は「花子」である。男は悲しい動物である・・・。(「四万十川新聞」より)

(こんな「花子と太郎の会話」は、四万十川新聞【日曜版】に満載されています。)
 
かみさんの歌
 
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# by odani100s | 2006-06-08 07:33 | 四万十川新聞

ふるさと(『三丁目の夕日』時代)

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 幕引きも芸の一つか顔ちらと見せて

       笑まいて引き終りたり


【写真】紙芝居<天神下> (現太陽館前駐車場)
     小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■「幕引き」も芸のうち

 こうしたところを見ているのが小谷さんなのだ。本来の主役ではない、演技者でもない人の仕種。これは人間が好きでなければ見えない場面だ。『三丁目の夕日』時代に見た紙芝居にも芸があったような気がする。
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# by odani100s | 2006-06-01 05:43 | ふるさと

短歌と俳句(孫)

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 もう一度釣りに行こうと言う孫によしと答えてリールを見せる

 泳ぎ子の雫のまゝにカレー食ぶ


【写真】鮎掛け 37.11.17
     小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■小谷さんの孫

 小谷さんは、昭和21年の南海大地震で「長男」を亡くしています。北海道に嫁いだ娘さんには、孫・曽孫がいますが、レストランを継いだ次男には、二人の孫がいました。
 
 二人の孫がいました・・・というのは、孫娘は、宝塚で活躍していますが、医大生だった孫息子には、長男と同じように、先立たれたからです。孫が病床にあったときの歌です。

 歌集「薮柑子」の<別れなりけり>の鎮護歌のなかにあります。小谷さんは「鎮護歌は淋しい。いくら良い歌でも、歌としてはいかがなものか・・・」と語っていました。
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# by odani100s | 2006-05-25 06:06 | 短歌と俳句

ふるさと(火振り漁)

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 火振り漁の鮎追いつめるかがり火に

     櫓を押す夫と網をたぐる妻


【写真】四万十川鮎の火振漁・杉内正(「歌集:薮柑子」より)


■四万十夫婦のバランス

 火振り漁をしているのは、四万十夫婦「太郎と花子」さんではないが、四万十川で川舟漁をするには、「太郎と花子」さんのように、夫婦の絶妙のバランスがいる。

 櫓を押す夫、網をたぐる妻、絶妙の駆け合い、というところか。強くも弱くもなく、ゆるくもきつくもない、そういう手元の力かげん。「押す引くの妙」と言ったらいいのだろうか。

 短歌の世界でも、それが人を引きつける。そのバランスが小谷さんの「味」となっている。
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# by odani100s | 2006-05-18 07:22 | ふるさと

ふるさと(小京都)

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  小京都と言われて古りしこの街の

     道ゆく昼をこおろぎの鳴く


【写真】左岡の山より土佐中村・小京都の街を望む 37.11
     小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■小京都 (四万十川新聞【日曜版】より)

 四万十市中村は「小京都」と呼ばれる街である!

 「碁盤の目の街路」と「地名」にその名残があるが、多くの建物は「南海大震災」で破壊され、少し淋しい。しかし、「お公家さん」が造った街、と言う「血統書」が誇りである!

 地名としては「鴨川」「小姓町」「右山」「左岡」「一条通り」「祇園さん」と並んで「東山」が京都を連想させる・・・[more]

◆小京都と閻魔蟋蟀(えんまこおろぎ)の【四万十川百人一首
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# by odani100s | 2006-05-11 05:28 | ふるさと

四万十川新聞(「小谷貞広」…のなぜ?!)その6

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  若い頃原節子に似ていると

   言われたと言う妻のその顔


【写真】中村高校運動会 32.10
     小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より

(時代考証:うしろの太陽族を気取っている愚連隊は「太郎&花子」ではない。この時<昭和32年>太郎は中学生、花子は幼稚園児である。)


■美人妻

 女房、花子といいますが、美人じゃ・・と思います。うちの女房は吉永小百合より美しいと言われております。

 女房が美人であるという意味は、ホントは美人の必要はないんですけれども・・・、要するに、家庭が円満で、家庭がしっかりして、夫を自由に送り出してくれる、あたたかい家庭がある、ということじゃないかと思います。

(四万十太郎:「雫石川流域環境を考えるセミナーでの自己紹介」より)

花子(四万十川新聞【日曜版】より)

かみさんの歌(菅井きん)

セピア色した写真
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# by odani100s | 2006-05-04 05:58 | 四万十川新聞

ふるさと(良心市)

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  朝市に車を止めて胡瓜茄子南瓜に

       老婆を降ろしてゆきぬ


【写真】良心市(中村市蕨岡) 37.6
     小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■四万十川の良心市

 「良心市」と書けば…「無人の市」の事だと思う!無人でも誤魔化しの無い「良心」で成り立つ商売の場所である!

 ところが…
 四万十川ではちょっと違う!「有人で店番」が居るのである!それは「相手を疑っての事」ではない!

  「小銭が無ければ釣り銭が要るだろう!」
  「商品の説明も要るだろう!」
  「不満があってはいけない!」

 かくして「出品者」(店番は「老婆」であるが・・・)が交代で「市」に座る!そして「会話」が生まれるのである。

 考えてみれば「説明責任」「リサーチ」…商売の最先端である!

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# by odani100s | 2006-04-27 06:59 | ふるさと

四万十川新聞(「小谷貞広」…のなぜ?!)その5

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    孫娘がTMSに合格したりわが家に

           蛍火ほどの明るさ


【写真】ミス中村発表会 35.6
     小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より

(時代考証:ミス中村は「花子」ではない。花束を渡しているのが少女「花子」である。)


■宝塚音楽学校

 小谷のおんちゃんの孫娘が、TMS(宝塚音楽学校)に合格した。

 この孫娘の歌は、第5歌集「薮柑子」の<木霊(こだま)>の冒頭歌である。この歌につづけて、表題の木霊の歌が掲載されている。

 * 向かいの山に君の木霊を聞きたくて声とどくまで名を呼んでみる
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# by odani100s | 2006-04-20 06:07 | 四万十川新聞

四万十川新聞(「小谷貞広」…のなぜ?!)その4

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    すきな道まっすぐ行けと妹へ

     ノート破りて書きしがありぬ


【写真】お正月の日の子供達(西下町) 32.1.1
     小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より

(時代考証:手を繋いだ「花子」達の向こうで、一人遊んでいるのが少年「太郎」である。)


■兄と妹

 亡くなった医大生の彼には、かわいい妹が居た!

 先立った翌年の春に、その妹は「宝塚音楽学校」へ合格した!四国でただ一人の合格だった!妹は、すきな道をまっすぐに歩んでいる。
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# by odani100s | 2006-04-13 06:24 | 四万十川新聞

四万十川新聞(「小谷貞広」…のなぜ?!)その3

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    臥す孫がだまりて片手差し出すを

        しかと握りぬ別れなりけり


【写真】墓前 35.1.24
     小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より

■別れなりけり・・・

 大きな体格、ぶっきらぼうで遠慮の無い会話…豪快なおんちゃんであるが、一度だけ、このおんちゃんが小さく見えたことがあった!それは孫を失った時のことである。

 20歳になったその孫は医大生だった…が病に勝てずに先立った!

 その時の「おんちゃんの短歌」である!

* 夜通して帰りし孫の亡き骸にわれはわが顔両掌におおう
* 担がれて柩は門を出てゆくに別れは言えず佇ちて見送る
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# by odani100s | 2006-04-06 07:42 | 四万十川新聞




「蜩亭」の庵主、小谷貞広氏の写真と短歌です。
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