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小谷貞広・一人百首
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小谷貞広・一人百首

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  これ程までに忘れの多きこの頃の

    あるいはアリツハイマー病か


【写真】月<国吉佐和意さん>中村市天神橋 35.6
     小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■すぐ忘れる・・・

 歌は理屈ではないと言われる。その通りで一読すれば、すうっと頭に入ってくる歌、それに詩である以上リズムも大切だ。また、読んでいて意味不明というか、難解な言葉のあるのも困る。この歌なんぞは、読んだそのままで、何の解説もいらない。しかし、すぐ忘れる。(貞広)
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by odani100s | 2007-02-22 07:30 | 小谷貞広・一人百首

小谷貞広・一人百首

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    うつむて妻が書く清少納言が

      使い古るしたような文机


【写真】真夏の昼下り<南桜町にて> 33.9.21
     小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■今日のひと日

 私事だが、私にとっての幸いといえば、妻と小さな諍いをしながらも、どうにか今のところ、これという病気もせずに二人が生きているという、ただそれだけのことかもしれない。

 それも今の世の中で、明日から先はどうなることやら、まあ、そんな先のことは考えないようにして、昨日の前の遠い過去のことも忘れ、せめて今日のひと日を、下手な歌でも作りながら、日暮れを待つことにしよう。(蜩亭にて・小谷貞広)
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by odani100s | 2007-02-15 06:03 | 小谷貞広・一人百首

小谷貞広・一人百首

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    いく春をかけてなきし牛の舌も

     ぬかれては「タン」となりて売らるる


【写真】雪の朝<中村市ついぢ> 33.1
     小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■歌は人を表す

 歌に傲慢さやたくらみなどは微塵もない。根は優しくはにかみ屋で内向的な面を軽いウエットやペーソスに包み込んで表現する。歌は人を表すものだ。小谷貞広氏の歌には、氏の全性格が真正直に表れている。(大滝貞一)
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by odani100s | 2007-02-08 19:07 | 小谷貞広・一人百首

ふるさと(後川橋)

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    市とはいうも昔の村の集まりで

      住所にはみな字がつきます


【写真】後川橋落成 38.4.2
     小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■四万十市大字安並字エヒタノ奥

 土佐の小京都と言われる中村の天神橋商店街から、老いの二人が、後川橋を渡り・・・都落ちではないが、安並の俗称「蜩亭」という山峡の一軒家に引っ越して来た。

 市役所の住所録には、中村市(現四万十市)大字安並字エヒタノ奥とある。郵便も最終配達区か、4時過ぎか5時頃となる。

 30坪程の庭があり、四季おりおりの花は咲くし、何時も小鳥が来て遊ぶ。老いの住家としては申し分のないように思われるが、中々齢には勝てず体力も気力も衰える一方。

 せめて、30数余年つづけてきた短歌だけはと思うものの、出来るのは大方人生無情の老いの歌か、身近にただ一人いる老妻の歌か。

『ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。淀みに浮ぶ、うたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたる例なし。世の中にある、人と栖とまたかくのごとし。』(第5歌集「うたかた」より)
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by odani100s | 2007-02-01 06:06 | ふるさと