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カテゴリ:小谷貞広・一人百首( 21 )

小谷貞広・一人百首

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  面わかぬまでに痩せたる野仏に

    もらいし柿の一つを供う


【写真】幸徳秋水50年祭 35.1.24
     小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より

 葬式に列した。氏の一生、人間の一生というものを、つくづくと考えさせられた。一周忌。真新しい墓に酒を注ぎ、かむっていた帽子を墓石にのせて拝む。南無阿弥陀仏・・・。人間、死んでしまったらおしまいだ。野仏に柿を供える。

  みんないっしょに柿をもぎつつ柿をたべつつ (山頭火)

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[山頭火の独り言]

■柿

 前も柿、後も柿、右も柿、左も柿である。

 柿の季節、其中庵風景はその豪華版を展開する。柿の若葉はうつくしい。青葉もうつくしい。秋深こうなって、色づいて、そしてひらりひらりと落ち葉もまたうつくしい。

 すべて葉を落とし尽くして、冬空たかく立っている梢には、、なすべきことをなしおへた、落ちつきがあるではないか。

 柿は日本固有の、日本独特のものと聞いた。柿に日本の味があるのは、あたりまえすぎる、あたりまへであろう。(山頭火)

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by odani100s | 2007-03-23 05:41 | 小谷貞広・一人百首

小谷貞広・一人百首

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  これ程までに忘れの多きこの頃の

    あるいはアリツハイマー病か


【写真】月<国吉佐和意さん>中村市天神橋 35.6
     小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■すぐ忘れる・・・

 歌は理屈ではないと言われる。その通りで一読すれば、すうっと頭に入ってくる歌、それに詩である以上リズムも大切だ。また、読んでいて意味不明というか、難解な言葉のあるのも困る。この歌なんぞは、読んだそのままで、何の解説もいらない。しかし、すぐ忘れる。(貞広)
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by odani100s | 2007-02-22 07:30 | 小谷貞広・一人百首

小谷貞広・一人百首

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    うつむて妻が書く清少納言が

      使い古るしたような文机


【写真】真夏の昼下り<南桜町にて> 33.9.21
     小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■今日のひと日

 私事だが、私にとっての幸いといえば、妻と小さな諍いをしながらも、どうにか今のところ、これという病気もせずに二人が生きているという、ただそれだけのことかもしれない。

 それも今の世の中で、明日から先はどうなることやら、まあ、そんな先のことは考えないようにして、昨日の前の遠い過去のことも忘れ、せめて今日のひと日を、下手な歌でも作りながら、日暮れを待つことにしよう。(蜩亭にて・小谷貞広)
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by odani100s | 2007-02-15 06:03 | 小谷貞広・一人百首

小谷貞広・一人百首

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    いく春をかけてなきし牛の舌も

     ぬかれては「タン」となりて売らるる


【写真】雪の朝<中村市ついぢ> 33.1
     小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■歌は人を表す

 歌に傲慢さやたくらみなどは微塵もない。根は優しくはにかみ屋で内向的な面を軽いウエットやペーソスに包み込んで表現する。歌は人を表すものだ。小谷貞広氏の歌には、氏の全性格が真正直に表れている。(大滝貞一)
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by odani100s | 2007-02-08 19:07 | 小谷貞広・一人百首

小谷貞広・一人百首

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    七世紀末のトイレを掘りあてて

        糞を調べている考古学


【写真】台風一過(海辺で林業?)<入野の浜にて> 38.8.14
     小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■益荒男歌

 人はこの飄々たる、剛直なる益荒男歌に笑いを誘われ、思わずもみずからの言動や思惑をキッパリと代弁して貰ったような、爽快な気分になる。歌に対する解釈など全く不要だ。(大滝貞一)
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by odani100s | 2007-01-25 06:15 | 小谷貞広・一人百首

小谷貞広・一人百首

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    暁を目覚めておればわが庭に

      隣家の青柿落ちし音する


【写真】寒鯔とり<中村市竹島> 34.12.13
     小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■青柿落ちし・・・

 批判めいたことはもう言わない。生活の哀歓が歌われているのだから・・・。
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by odani100s | 2007-01-18 04:51 | 小谷貞広・一人百首

小谷貞広・一人百首

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    わが居間は四畳半にて酒を酌み

      歌を詠みては食事もすなり


【写真】雪の日の郵便さん<中村市西下町にて> 33.3.12
     小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■客観性

 自分のことでありながら、こともなげに映画のワンシーンを見るように、歌にしてしまう客観性・・・この客観性が小谷さんの歌への姿勢をあらわしているようだ。(沖ななも)
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by odani100s | 2007-01-11 06:19 | 小谷貞広・一人百首

謹賀新年

    平成19年 元旦

         小谷貞広


■四万十川

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    行く河の流れのごときわれの代も

        あと海に出るまでのいっ時


【写真】雪の朝<四万十川鉄橋>30.2 
     (小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より)

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[愛唱歌]

川の流れのように

 知らず知らず 歩いてきた 細く長い この道
 振り返れば 遥か遠く 故郷(ふるさと)が見える
 でこぼこ道や 曲がりくねった道
 地図さえない それもまた人生
  
 ああ 川の流れのように ゆるやかに
 いくつも 時代は過ぎて
 ああ 川の流れのように とめどなく
 空が黄昏(たそがれ)に 染まるだけ

 生きることは 旅すること 終わりのない この道
 愛する人 そばに連れて 夢 探しながら
 雨に降られて ぬかるんだ道でも
 いつかは また 晴れる日が来るから
  
 ああ 川の流れのように おだやかに
 この身を まかせていたい
 ああ 川の流れのように 移りゆく
 季節 雪どけを待ちながら

 ああ 川の流れのように おだやかに
 この身を まかせていたい
 ああ 川の流れのように いつまでも
 青いせせらぎを 聞きながら
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by odani100s | 2007-01-04 06:33 | 小谷貞広・一人百首

小谷貞広・一人百首

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  内視鏡下より入れて飲食の

   菅の終りを映されている


【写真】四万十川鉄橋下 37.7
     小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■ただごと歌

 叙景を歌うのは一見やさしく見えて案外むずかしいものだ。ただ見たままを歌にすれば、ああそうですかといわれ平凡な「ただごと歌」になってしまう。(小谷貞広)
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by odani100s | 2006-12-28 06:00 | 小谷貞広・一人百首

小谷貞広・一人百首

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    飯 風呂 寝る

      そんな齢になってしもうた


【写真】後川仮橋 35.12
     小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■生涯を貫くもの・・・

 この人は生きぬく力をしっかりと持っている。歌はいまも、これからも生涯を貫くものとして、この人にとって、かけがいのないものとなっていく・・・。
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by odani100s | 2006-12-14 05:24 | 小谷貞広・一人百首




「蜩亭」の庵主、小谷貞広氏の写真と短歌です。
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