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ふるさと(後川橋)

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    市とはいうも昔の村の集まりで

      住所にはみな字がつきます


【写真】後川橋落成 38.4.2
     小谷貞広写真集「ゆく河の流れ」1980より


■四万十市大字安並字エヒタノ奥

 土佐の小京都と言われる中村の天神橋商店街から、老いの二人が、後川橋を渡り・・・都落ちではないが、安並の俗称「蜩亭」という山峡の一軒家に引っ越して来た。

 市役所の住所録には、中村市(現四万十市)大字安並字エヒタノ奥とある。郵便も最終配達区か、4時過ぎか5時頃となる。

 30坪程の庭があり、四季おりおりの花は咲くし、何時も小鳥が来て遊ぶ。老いの住家としては申し分のないように思われるが、中々齢には勝てず体力も気力も衰える一方。

 せめて、30数余年つづけてきた短歌だけはと思うものの、出来るのは大方人生無情の老いの歌か、身近にただ一人いる老妻の歌か。

『ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。淀みに浮ぶ、うたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたる例なし。世の中にある、人と栖とまたかくのごとし。』(第5歌集「うたかた」より)
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by odani100s | 2007-02-01 06:06 | ふるさと
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「蜩亭」の庵主、小谷貞広氏の写真と短歌です。
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